漆黒の静寂に身を委ね、心根を整える。
──2011年6月21日の記録を、今の店主の視点で編み直した追記録。
遠方のホテルに身を置き、二十日に及ぶ滞在が続いています。 外の喧騒を離れ、部屋の小さなキッチンで自炊を始める。そんなささやかな営みが、浮き足立ちそうな心を地面へと繋ぎ止めてくれる。店主にとって、それは一つの儀式のような時間です。
今年に入り、息つく暇もなく走り続けてきました。 ふとした瞬間に、どこか遠くへ旅に出たい、何もせずただ呆然と空を眺めていたい。そんな願いが頭をよぎることもあります。けれど、その「揺らぎ」さえも、今の自分には必要な対話なのかもしれません。
そんな心境のなか、手元に届いたのはチベット産の黒水晶「モリオン」。
この石は、古来よりシャーマンが儀式に用いたとされる、漆黒の守護石です。 あらゆる負のエネルギーを遮断し、持ち主の魂を安定させ、「地に足をつけさせる(グラウンディング)」力に長けているといいます。
今回入荷した二本のモリオン。 そのうち一本は、届くのを待っていたかのように、すでに持ち主が決まりました。残る一本も、おそらくは大分での滞在期間中に、然るべき場所へと導かれていくのでしょう。
闇を吸い込み、光を跳ね返すような漆黒。 その静謐な佇まいは、多忙のなかで自分を見失いそうになる店主に、「今、ここにあること」の重要性を静かに説いているようです。
さて、そろそろ夕食の支度を。 胃を満たし、心を満たし、また明日、石と向き合うための自分を整えてまいります。
【結びの余韻】
日々のささやかな気づきが、誰かの心の灯火になりますように。 この歩みを静かに見守り、背中を押してくださる皆さまの存在が、何よりの励みです。
もし、今日の言葉が心に小さく響いたなら。 こちらから、一筋の応援を届けていただければ幸いです。
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