内なる野生を呼び覚ます「真紅」の鼓動。気守りの一連、渾身の作。
──2011年1月29日の記録を、今の店主の視点で編み直した追記録。
2011年の睦月。公私ともに多忙を極め、少しばかりの疲れを感じていたあの日、店主は自分自身を奮い立たせるようにして、一本のネックレスを紡ぎ上げました。
「動物の本能を呼び覚ませ」
そんな、若き日の店主らしい少し荒削りで情熱的な想いを乗せた作品。 使用したのは、力強い縞模様が宿る大粒のカーネリアンを筆頭に、鳳凰が舞う水晶、スモーキークォーツ、そして燃えるようなレッドアゲート。
「血沸き肉踊る」という当時の表現は、決して誰かと戦うためのものではなく、停滞しそうな自分自身の生命力を、根底から叩き起こすための祈りだったのだと今なら分かります。
視界に入るだけで体温が上がるような真紅の色彩。 それは、弱気になりそうな心に「喝」を入れ、再び前を向くための活力を注ぎ込む、文字通りの「気守り」でした。
50cmの中ロングに仕立てられたその一連は、首元で静かに、けれど確実に持ち主の戦闘力——すなわち「生きる力」を押し上げます。会場の最も目を引く場所に置かれたそのネックレスを眺めながら、当時の店主もまた、自らの内側に火を灯し直していたのです。
あれから長い時が流れましたが、この「赤」の持つ根源的なエネルギーは、今も変わらず店主の指先に宿っています。 何かに挫けそうなとき、あるいは自分を変えたいと願うとき。 あの日紡いだ渾身の一作が、誰かの魂に火をつけ、力強い一歩を支える光となっていたことを、今の店主は確信しています。
【結びの余韻】
日々のささやかな気づきが、誰かの心の灯火になりますように。 この歩みを静かに見守り、背中を押してくださる皆さまの存在が、何よりの励みです。
もし、今日の言葉が心に小さく響いたなら。 こちらから、一筋の応援を届けていただければ幸いです。
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