魂の記憶が呼び覚ます「彫り」の衝動。時を超えた導きと、新たな挑戦。
──2011年10月8日の記録を、今の店主の視点で編み直した追記録。
2011年、神無月の始まり。頬を刺した蚊のいたずらに苦笑いしながらも、店主の心には、ある「静かな熱狂」が渦巻いていました。
それは、ふとした瞬間に湧き上がった「仏像を彫りたい」という強烈な衝動。 世間の流行やブームとは無縁の場所で、店主の指先が、石を紡ぐことのその先にある「形を掘り出す」という行為を求め始めていたのです。
思い返せば十年前。ある方から告げられた「いずれ仏像を彫ることになりますよ」という予言に近い言葉。当時は、仏像という存在に特別な思い入れがあったわけでもなく、ただその精巧な技術に感銘を受ける程度でした。
けれど、時を経て訪れたこの抗いがたい感覚。 それは、前世からの約束なのか、あるいは魂が刻んできた遠い記憶の共鳴なのか。 理屈では説明できない「無性に彫りたい」という意志が、店主の背中を静かに、けれど力強く押し始めていました。
今すぐには動けずとも、年明けを見据えて少しずつ準備を整えていく。 いずれ自らの手で彫り上げたその姿を、皆様にお披露目し、鑑定会の会場へと連れて行く日を夢見て——。
石を紡ぐ日々の中で、新しく芽吹いた「表現」への渇望。 その純粋な衝動こそが、店主という人間をまた一つ上の次元へと押し上げてくれるのだと確信しています。未だ見ぬ「形」との出逢いに胸を躍らせ、店主は今日も、自分自身の内なる声に深く耳を傾けています。
【結びの余韻】
日々のささやかな気づきが、誰かの心の灯火になりますように。 この歩みを静かに見守り、背中を押してくださる皆さまの存在が、何よりの励みです。
もし、今日の言葉が心に小さく響いたなら。 こちらから、一筋の応援を届けていただければ幸いです。
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