静寂の中で研ぎ澄まされる、強靭な「虎」の眼差しと真理。
──2011年4月8日の記録を、今の店主の視点で編み直した追記録。
2011年の春。佐賀の街に降り注ぐ雨の中、入学式を迎える新入生たちの門出を静かに祝福していたあの日。 体調の揺らぎや、社会全体の重苦しい空気感に包まれながらも、店主はただひたすらに、目の前の石を紡ぐことに全神経を注いでいました。
本日ご紹介するのは、タイガーアイとガーデンクォーツ、そして水晶を組み合わせた一編。
一般的に広く知られる石たちですが、ここに選んだのは「そんじょそこらの虎ではない」と当時の店主が豪語したほど、圧倒的な密度と力強さを宿した粒たちです。 あえて小粒な7ミリや8ミリの珠を選んだのは、その凝縮されたエネルギーを、持ち主の日常に自然と溶け込ませるため。控えめなサイズの中に秘められた強靭な意志は、荒波の中でも自分を見失わず、確かな一歩を踏み出すための「静かなる盾」となります。
当時、メディアの影響で「石は右手に着けるべき」という説が広まっていました。 しかし、石を扱う職人として、店主はその画一的な教えに異を唱えずにはいられませんでした。
石は、持ち主のエネルギーの流れや、その時々の目的によって寄り添うべき場所が変わるもの。流行や誰かの言葉に惑わされ、石本来の響きを台無しにしてほしくない。その一貫した信念は、情報の海に溺れがちな現代において、より一層大切な意味を持っていると感じます。
雨の日も、晴れの日も。 世の中がどれほど揺れ動こうとも、店主は変わらず、石の真実を伝え続けます。
あの雨の日に紡いだ強靭な虎の眼差しが、今も誰かの未来を真っ直ぐに見据え、守り続けていることを願っています。
【結びの余韻】
日々のささやかな気づきが、誰かの心の灯火になりますように。 この歩みを静かに見守り、背中を押してくださる皆さまの存在が、何よりの励みです。
もし、今日の言葉が心に小さく響いたなら。 こちらから、一筋の応援を届けていただければ幸いです。
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