地を固め、次なる峰へ。2009年秋から2010年へ繋ぐ「鑑定会」の軌跡。
──2009年10月18日の記録を、今の店主の視点で編み直した追記録。
大分での一ヶ月にわたる挑戦が続く中、当時の店主はすでに来たるべき未来、そして新しい年への展望を力強く描いていました。馴染み深い場所での再会、数年ぶりの再訪、そして初めて足を踏み入れる新天地。一箇所にとどまることなく、石を通じて誰かの人生に触れるために走り続ける。その情熱の源泉は、いつの時代も皆様との出会いにありました。
■ 九州から全国へ、広がる予感と直感
当時の予定表を見返すと、九州・広島を中心とした密度の濃い巡業の記録が刻まれています。
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大分・トキハわさだ店(10月1日〜31日)
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福岡・井筒屋小倉本店(11月4日〜10日)※3年ぶりの開催
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大分・トキハ別府店(11月11日〜17日 / 2010年1月3日〜11日)
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広島・福屋広島駅前店(11月25日〜30日)
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大分・トキハ大分本店(2010年1月14日〜20日)※初開催
特筆すべきは、当時の店主が抱いていた「四年後の関東進出」という予感や、名古屋、静岡、仙台、札幌といった未知の土地への直感です。これらは単なる願望ではなく、石を紡ぎ、多くの魂に触れる中で研ぎ澄まされた、石屋としての羅針盤が指し示す方向でした。
■ 時期を待ち、縁を育む
「今はまだ、そちらに行くべき時期ではない」。その言葉には、焦らずに目の前の一人ひとりと深く向き合い、足元の土壌を豊かに耕そうとする店主の誠実さが滲んでいます。たとえ遠く離れた地に住む方であっても、いつか必ず最良のタイミングで巡り会える。その確信があったからこそ、軽妙なユーモアを交えながら「首を長くして待っていてほしい」と伝えることができたのでしょう。
一つひとつの鑑定会は、点と点が繋がり、やがて大きな線となって店主の人生を形作ってきました。あの秋に描いた地図の先に、今の店主という存在があります。
【結びの余韻】
日々のささやかな気づきが、誰かの心の灯火になりますように。 この歩みを静かに見守り、背中を押してくださる皆様の存在が、何よりの励みです。
もし、今日の言葉が心に小さく響いたなら。 こちらから、一筋の応援を届けていただければ幸いです。
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