月光が照らす一年の澱。鼓膜を揺らす静寂と、雨に流した心身の浄化。
──2010年12月22日の記録を、今の店主の視点で編み直した追記録。
年内最後の満月を控えた数日間、店主の身体はこれまでにない試練の中にありました。長引く中耳炎は思わぬ重症となり、鼓膜に穴を開けて処置を施す事態に。右耳に漂う微かな違和感と、静寂がこれほどまでに重く感じられる日々は、一年の歩みを強制的に止め、内省を促すための時間だったのかもしれません。
■ 雲の切れ間に導かれた、慈しみの光
満月当日、空は生憎の表情でその姿を隠していましたが、一昨日と今朝、不思議と月の光に触れる機会がありました。一昨日、ふと見上げた夕空に浮かぶ満月間近の月。そして今朝、午前二時を回る静まり返った街で、雲の切れ間から顔を出した月。その光を浴びた直後、まるで浄化の儀式を終えたかのように、雨が降り出しました。
- 月の浄化: 2010年を駆け抜けた肉体と精神に溜まった、目に見えない澱。それを洗い流すかのように注がれた月の光は、何よりの薬となりました。
- 物思いの夜: 痛みや不自由さを通して初めて気づく、日常の尊さ。月の光を浴びながら、店主はこの一年の激動を静かに振り返り、新たな決意を固めていました。
■ 嵐の後の、静かなる再生へ
身体の不調は、魂が発する「休息」のサイン。耳を患うことで、外側の喧騒から距離を置き、内なる自分の声に耳を澄ませる。そんな時間が今の店主には必要だったのでしょう。降りしきる雨の音を聞きながら、一年の疲れをすべて大地へ還し、また新たな一歩を踏み出すための準備を整えます。
体調が整うまで、今しばらくの時間をいただきますが、この静寂の中で育んだ想いは、次なる鑑定や石の紡ぎに必ず深い彩りを添えるはずです。どうぞ、穏やかな冬の夜をお過ごしください。
【結びの余韻】
日々のささやかな気づきが、誰かの心の灯火になりますように。
この歩みを静かに見守り、背中を押してくださる皆様の存在が、何よりの励みです。
もし、今日の言葉が心に小さく響いたなら。
こちらから、一筋の応援を届けていただければ幸いです。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。


この記事へのコメントはありません。