正装で臨む「想定外」の舞台。忘れ物から始まった、大分鑑定会の奇跡。
──2010年3月19日の記録を、今の店主の視点で編み直した追記録。
前日の1,300km移動という強行軍を経て、どうにか大分の地へ降り立った当時の店主。 一ヶ月ぶりの休日が消えたショックを抱えながらも、不思議なほど元気に鑑定会の場に立っていました。自らの精神力の強さに、思わず苦笑いしてしまうほどに。
けれど、そこで一つ、思わぬ「衝撃の事件」が起きていました。
■ 馴染みの作務衣を忘れ、異例のスーツ姿で
バタバタと荷造りをした代償でしょうか。あろうことか、店主の正装である「作務衣」を入れ忘れてしまったのです。 急遽、手元にあったスーツで店頭に立つことになったのですが、これがまた大分「トキハわさだタウン」では異例の光景となりました。
周囲からは「怪しい人がいる」「強面だ」と好き勝手な冗談を飛ばされつつも、どこかその状況を楽しんでいる店主がいます。 幸運だったのは、前夜の仕事の関係で替えのシャツとネクタイを奇跡的に一セット持ち合わせていたこと。天の助けか、あるいは石たちの采配だったのかもしれません。
■ 友から贈られた「ピンク」が灯す、新しい風
その日、身に纏ったのは、友人から贈られたばかりの鮮やかなピンクのネクタイでした。 情熱の赤は数本持っていても、ピンクは店主にとって初めての試み。鏡に映る見慣れない自分に、少しの気恥ずかしさと、確かなお気に入りの予感を感じていたようです。
「良いチョイスをありがとう」 そう心の中で呟きながら、いつもとは違う装いでクライアント様を迎える。 想定外の出来事さえも、新しい自分に出会うためのエッセンスに変えていく。そんなしんとした強さと、どこか抜けたところのある店主らしい一日となりました。
作務衣が届く明日からは、またいつもの店主に戻ります。 けれど、この「ピンクのネクタイ」が運んでくれた軽やかな風は、きっとこれからの仕事にも彩りを添えてくれるはずです。
【結びの余韻】
日々のささやかな気づきが、誰かの心の灯火になりますように。 この歩みを静かに見守り、背中を押してくださる皆様の存在が、何よりの励みです。
もし、今日の言葉が心に小さく響いたなら。 こちらから、一筋の応援を届けていただければ幸いです。
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