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定規の行方と半熟卵の誘惑。日常の余白に漂う、言葉の難しさと店主の素顔。

──2010年9月4日の記録を、今の店主の視点で編み直した追記録。

ふとした瞬間に、もう少し「店主」としての素顔を置いておきたくなりました。何気ない余談。けれど、そんな日々の隙間にこそ、しんとした空気の中に宿る本当の体温があるのかもしれません。

今日、ふと気づいたのですが、店主はどういうわけか定規をよく失くします。この1年で、実に5本以上。なぜでしょうか。名前も書いていない、いかにも「店主が持っていそう」な佇まいの定規を見つけた方がいらしたら、そっと教えていただければ幸いです。

■ 刺さる言葉を丸めて、遠くへ放る

今朝、通勤のバスに揺られていると、隣り合わせた女性たちの会話が耳に届きました。「結婚が決まりました」と晴れやかに語る若い女性。それに対し、祝福の言葉のすぐ後に「詐欺や浮気は大丈夫?」と不安を煽るような言葉を重ねる年配の女性。その光景に、店主の心は少しだけ波立ちました。懸命に努力して合格を掴み取った人に、不正を疑うような言葉をかけるのと、どこが違うのでしょうか。

顔を強張らせていたあのお姉さん。どうか、そんな誰かの鋭い言葉なんて、紙屑のように丸めてどこかへポイと捨ててしまえばいい。我々が日々の中で葛藤しながらも、真っ直ぐな心で大人になっていく。その歩みを邪魔する言葉に、心を預ける必要などないのです。

■ 「大人しい」の解釈と、空腹の帰路

「大人しい」という言葉の成り立ちに想いを馳せてみると、日本語の難しさに改めて気づかされます。精神的に成熟しているから騒がないのが「大人しい」のだとしたら、未熟な状態は「子供しい」とでも呼ぶのでしょうか。そんな思索を巡らせていると、無性に半熟卵が食べたくなってきました。

ちなみに、店主は目玉焼きには醤油か塩コショウを添えるのが常です。ソースをかけようものなら凄まじい勢いで眉間にチョップを食らう……というのは、近頃の疲れが見せた真っ赤な嘘ですが。たまにはそんな冗談の一つも言いたくなる夜があります。

終点のバス停はまだ先で、空腹は増すばかり。懐に忍ばせた粉々のクッキーで凌ごうか。そんな店主の庶民的な姿に驚かないでください。餃子の王将でセットに加えてさらに餃子を二人前頼むような、至って普通の男なのです。これから先、もっと素の言葉を綴っていく予定ですので、どうかこのくらいの「隙」には動じずに、この歩みを見守っていただければ幸いです。


【結びの余韻】
日々のささやかな気づきが、誰かの心の灯火になりますように。
この歩みを静かに見守り、背中を押してくださる皆様の存在が、何よりの励みです。

もし、今日の言葉が心に小さく響いたなら。
こちらから、一筋の応援を届けていただければ幸いです。

日々の歩みを、応援で支える


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