記憶の断片と氷の伏兵。日常のささやかな不条理を愉しむ、朝の静かな独白。
──2010年9月6日の記録を、今の店主の視点で編み直した追記録。
ふと気づけば、静まり返った社内で微睡んでいました。そんな少しばかり乱れた目覚めと共に、また「店主」としての何気ない余談を綴ってみたくなりました。特別な意味などない、ただの独白。けれど、そんな言葉の端々にこそ、取り繕わない素顔が宿るのかもしれません。
まずは、人の「記憶」という不思議な力について。先日、来店されたお客様から「以前、大分で見かけたような……」とお声掛けをいただきました。確かに二年前、大分での生放送に三分ほど出演したことがありますが、その僅かな時間を二年以上も覚えていてくださる。その熱量に驚くと同時に、人の記憶とは、時として本人さえ無意識な部分で、鮮明に「ことのは」や情景を刻み込んでいるものなのだと、改めて感じ入りました。
■ 麗らかな朝に潜む、冷ややかな罠
出勤前、少し早く着いた朝は、スタバやタリーズで一息つくのが店主の日常です。今朝もアイスコーヒーを片手に、穏やかな時間を過ごしていました。店主は昔から氷をガリガリと噛むのが好きなのですが、そこに思わぬ「伏兵」が潜んでいたのです。
その正体は、製氷機で作られた氷の真ん中にぽっかりと空いた「穴」。何てことのない空洞に見えますが、これを甘く見てはいけません。不意にその穴へ舌が吸い込まれ、あろうことか抜けなくなってしまったのです。周囲が麗らかな朝の光の中で優雅にコーヒーを楽しんでいる中、店主一人、三分ほどもがき続けていました。穴があったら入りたい……いえ、氷の穴で痛い目を見た直後ですから、もう穴は御免蒙りたいところです。
■ 予定調和ではない日々の愛おしさ
我々が日々の中で葛藤しながらも、こうした予期せぬ不条理に直面し、思わず苦笑いしてしまう。そんな瞬間こそが、平坦な毎日に彩りを与えてくれるのかもしれません。二年前の三分間を覚えていてくださるお客様の優しさも、朝のコーヒーショップで氷と格闘する滑稽な姿も、すべては店主を形作る大切な欠片です。
皆様も、冷たい飲み物を口にする際は、氷の穴という「強敵」にどうぞご注意ください。日常の何気ない場所に、思いも寄らないドラマは隠れているものですから。さて、そろそろ意識を切り替え、石と向き合う準備を始めるとしましょう。今日という日が、皆様にとって穏やかで、ほんの少しの驚きに満ちた一日でありますように。
【結びの余韻】
日々のささやかな気づきが、誰かの心の灯火になりますように。
この歩みを静かに見守り、背中を押してくださる皆様の存在が、何よりの励みです。
もし、今日の言葉が心に小さく響いたなら。
こちらから、一筋の応援を届けていただければ幸いです。
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