「音速」で駆け抜ける小倉の夏。地元の熱狂を背に、次なる地・豊田へ繋ぐ職人のバトン。
──2010年9月2日の記録を、今の店主の視点で編み直した追記録。
久々の地元生活も10日目を迎えました。先月、自らの役割を再定義するためにハンドルネームに添えていた長いフレーズも、心の中でひとつの区切りがつき、元の名へと戻しました。名前の形は変われど、刻んだ決意は今の店主の根底に静かに息づいています。
地元・小倉井筒屋での鑑定会も、残すところあと5日。毎日が驚くほどの忙しさで、二週間という月日がまるで「音速」のような勢いで過ぎ去っていきます。かつては「地元が一番暇かもしれない」と感じていたのが嘘のように、今では全国でも一、二を争うほどの熱量を感じる場所に変わりました。この一年で何が起きたのか……。変わらぬ街並みの中で、石を求める皆様の心の変化を肌で感じる、不思議で有り難い時間です。
■ 小倉から豊田へ、止まらぬ歩み
井筒屋での会期を終えた翌日には、休む間もなく愛知県へと向かいます。中一日を挟み、松坂屋豊田店での二週間にわたる「天然石アクセサリーフェア」が幕を開けます。まさに「立て続け」という言葉が相応しい過酷なスケジュールです。
体力が削られ、限界を迎えるのか。それとも、極限状態の中で「無の境地」に達し、紡ぎ出す一連がかつてないほどの力を宿すのか。店主自身、その瀬戸際に立つ自分にどこか昂ぶりを感じています。すでに豊田でのご予約も入り始めており、再び新たなご縁が結ばれる予感に胸が躍ります。
■ 誇り高き城下町、小倉の記憶
鑑定会の合間、ふと地元の景色に目を向ければ、そこには歴史と現代が交差する小倉の街が広がっています。かつて先祖が勤めていたという小倉城、そして今まさに店主が立っている井筒屋。レトロな風情を残す街並みを歩くたび、この地に根を張る者としての誇りが呼び覚まされます。
地元でいただいた温かなエネルギーを糧に、最後の日まで小倉の皆様のために全力を尽くします。そしてその情熱をそのままに、次なる豊田の地へと繋いでいく。職人としての旅路は、まだまだ終わりそうにありません。
【結びの余韻】
日々のささやかな気づきが、誰かの心の灯火になりますように。
この歩みを静かに見守り、背中を押してくださる皆様の存在が、何よりの励みです。
もし、今日の言葉が心に小さく響いたなら。
こちらから、一筋の応援を届けていただければ幸いです。
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