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流行の喧騒を離れ、静寂の刻を待つ。関東進出に込めた「石屋としての譲れない想い」と、新作を紡ぐ旅路。

──2010年3月17日の記録を、今の店主の視点で編み直した追記録。

新幹線の窓を流れる景色を眺めながら、当時の店主は浜松を通過していました。 「関東へ行く」という一言が、思わぬ期待を呼んでしまったことへの補足。今振り返れば、その一つひとつの反応に真っ直ぐ向き合おうとしていた、若き日の不器用なほどの誠実さが懐かしく思い出されます。

皆様から寄せられる「関東進出」への期待。 それは店主にとって、この上なく光栄で、温かな追い風でした。けれど、当時の店主には、どうしても譲れない想いがあったのです。

■ 流行の喧騒を離れ、「本質」と向き合う時を待つ

店主が掲げていた「関東進出」のタイミング。それは、世の中の天然石ブームが落ち着き、穏やかな静けさを取り戻した後のこと。 一過性の流行として消費されるのではなく、石と人が一対一で深く共鳴できる、そんなしんとした空気が整うまで、数年の月日を待とうと決めていました。

今回の出張は、百貨店様との商談ではなく、あくまで制作の根幹に触れるためのもの。 新作の打ち合わせや、石の買い付け。職人としての純粋な手仕事を深めるための、一人静かな旅でした。

■ 期待を糧に、一歩ずつ

「変に期待をさせてしまってすみません」 画面越しに頭を下げる当時の店主の姿が目に浮かびます。皆様の期待に応えたい気持ちと、自分の歩幅を守りたい気持ち。その狭間で揺れながらも、嘘のない言葉を届けようとしていたようです。

ブームに背中を押されるのではなく、自らの足で、確かな土壌を耕していくこと。 その真っ直ぐな心は、今の店主の中にも変わらず息づいています。

それでは、皆様。 今日もそれぞれの場所で、心地よい余白のある一日をお過ごしください。


【結びの余韻】
日々のささやかな気づきが、誰かの心の灯火になりますように。 この歩みを静かに見守り、背中を押してくださる皆様の存在が、何よりの励みです。

もし、今日の言葉が心に小さく響いたなら。 こちらから、一筋の応援を届けていただければ幸いです。

日々の歩みを、応援で支える

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