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約五年ぶりとなる愛媛・松山鑑定会の再開へ。大街道から三津へと舞台を移し、愛する温泉郷で再び結ぶ一期一会の対話

青く波立つ芦ノ湖の向こうに、雪化粧をした美しい富士山がそびえ立つ風景。豊かな緑の木々が茂る岸辺には、湖面に佇む箱根神社の大きな赤い平和の鳥居が見えています。右下には「鑑定会の栞 〜一期一会を待つ、鑑定会の案内〜」という文字が配置されています。

これまで全国の街を巡り、数え切れないほどの対話を重ねてきましたが、その土地ごとに刻まれる記憶の輪郭は少しずつ異なります。

北九州を発ち、幾つもの街や海を越えて辿り着く四国・松山もまた、店主にとって特別な重みを持つ場所の一つです。

振り返れば、松山ではこれまでいくつかの会場を渡り歩きながら鑑定会を続けてきました。

最初は大街道沿いのレンタルサロンから始まり、そこから縁がつながって松山三越の会場へと歩みを進めました。

あたたかな日差しを浴びて咲き誇る、鮮やかなピンク色のコスモス。黄色い花芯の周りには細やかな雄しべが整然と並び、緑豊かな背景の中で、風に揺れる花弁が持つ柔らかな生命力と自然の美しさが鮮明に浮かび上がっている。

当時の三越での日中はとても盛り上がり、多くの方と濃い時間を共有することができました。

しかし、建物の大規模な改装を機に会場を離れることとなり、その後は大街道の近くにある、少し特殊で廃墟をイメージさせるような別のレンタルサロンへと移りました。

どこか退廃的でありながら、不思議と落ち着くあの空間も気に入っていましたが、そちらも営業終了を迎えることとなり、松山での鑑定会はいったん休止へ。

■ 大街道から三津へ、心機一転の再始動

これまでずっと大街道の周辺を中心に場所を探してきましたが、今回の再開にあたっては心機一転、少しエリアを変えて「三津」の方面に会場を構えることに決めました。

街の空気が変わり、景色が変わり、訪れる場所のニュアンスが新しくなる。

それでも、松山という土地が持つ熱量や、かつてから当店を必要としてくださる方々が待っていてくれるという事実は変わりません。

伊予灘の海沿いに佇む下灘駅のプラットホーム。夕暮れの黄金色の光に包まれた青と黄色のローカル列車が静かに停車しており、目の前に広がる穏やかな海の水面が夕陽を反射して輝いている。旅の終わりと始まりを告げるような、ノスタルジックで神聖な空気が満ちている。

元々、松山の鑑定会は熱量が高く、いつも大きなうねりを見せる特別な場所でした。

約五年ぶりとなる今回の再開は、ただ空白の時間を埋めるだけではなく、ここから再び定期的な開催へと舵を切るための大切な一歩です。

これからハンドルを握って現地へと向かう道すがら、頭の中にある雑音は消え、目の前の一人と向き合うための静かな集中力だけが研ぎ澄まされていくはずです。

明るい室内の窓辺に置かれたダークブラウンのデスクと黒いメッシュチェア。大きな窓の外には、青空の下を走る白い高架鉄道や緑の木々が見え、ここを訪れる者に日常から切り離された静寂と、店主と対峙するための心地よい緊張感を与えている。

■ 湯の町に身を置き、次なる歩みへ備える

そして何より、松山は店主が大好きな温泉地でもあります。

何時間もハンドルを握り続け、緊張感の中で張り詰めた身体を、歴史ある湯の温もりが優しく解きほぐしてくれる。

土地の空気を吸い込み、うまいものを食らい、温泉で心身をフラットに戻す。

その一連のプロセスすべてが、目の前の方の人生の課題を受け止め、一つの石へと魂を込めるための大切な儀式のようなものです。

歴史ある木造建築の趣を色濃く残す「道後温泉本館」の建物。夕暮れの温かな光に照らされた重厚な木枠の窓や板壁、掲げられた「道後温泉」の赤い看板、そして湯の香りが漂うような情緒あふれる玄関周りが写し出されており、下道の旅の途中で身体を癒やす温泉郷ならではの深い寛ぎと旅情を感じさせる一枚。

秋の気配が漂い始める四国の地で、新しい会場となる三津の空間にて、静かに準備を整えてお待ちしています。

風合いのある生成りの和紙を背景に、力強く迷いのない筆致で「天智開道」と大きく墨文字が書かれている。左側には「導」の文字と鑑定会詳細(松山鑑定会、9/18(金)-9/21(月/祝))が明朝体で記され、店主の赤い落款が押されている。鑑定会に対する真摯な姿勢と、人々の進むべき道を照らす強い意志が込められた書。

質感のあるグレーの石板の上に、深みのある藍色や神秘的な光を宿す石、大地を思わせる温かな内包物を含んだ石、そして瑞々しい緑色の石がリズミカルに配されている。その中央には大きな透明の結晶が横たわり、朝日を浴びた石たちが内側から淡く温かな光を放ち、静寂の中に新たな始まりを告げるような清廉な気配を漂わせている。

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