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石を愛で、命を吹き込む。店主が貫く「石屋」としての真髄。

──2009年10月25日の記録を、今の店主の視点で編み直した追記録。

連日の鑑定会により、石を紡ぐ手は止まることなく動き続けていたあの日。紹介したい石たちは次々と生まれていくものの、レンズを通す時間さえ惜しいほどの熱気の中にいました。そんな喧騒の合間に、店主はふと、自分自身がどのような立場で石と向き合っているのかを静かに見つめ直しました。

■ 三つの道と、選んだ場所
世の中にある「石屋」という存在を、店主は大きく三つのタイプに分けて考えていました。

  1. 流行のアクセサリーとして、軽やかに石を届ける場所。

  2. 占い人やヒーラーが、術の一部として石を扱う場所。

  3. 純粋に石を愛し、その命を慈しみながら紡ぐ場所。

店主が迷わず己を置いたのは、三つ目の道でした。霊視や鑑定という言葉が独り歩きしがちな仕事ではありますが、店主にとってそれらはあくまで、石と人を正しく結びつけるための「添え木」に過ぎません。

■ 「嫁に出す」という、祈りの手触り
世間では「霊視」と呼ばれる行為も、店主にとってはもっと素朴で、もっと深い、石との対話そのものです。店主は「霊視」という言葉が持つ、どこか浮世離れした響きを好んではいませんでした。それよりも、目の前の一珠を我が子のように慈しみ、一本の糸で命を吹き込み、クライアント様という新しい家族の元へ「嫁に出す」。その手触りこそが、店主の真実でした。

年間で約6,000本。冷静に数字を振り返り、自らも驚くほどの数ですが、その一本一本に店主の指先から伝わる体温と、石へのリスペクトが宿っています。

■ 変わらぬスタンス、深まる愛着
どれほど多くの石を世に送り出しても、慣れることも、飽きることもありません。むしろ、一珠ごとに異なる表情を見せる石たちの個性に、日々新鮮な感動を覚えています。

「これからも、我が子を嫁入りさせていくのでしょう」

17年前のあの日に記された感慨深い一言は、今の店主にとっても色褪せぬ約束です。便利さや効率が優先される時代であっても、店主はこれからも「石フェチ」としての純粋な愛を抱き、皆様の元へ最良の縁を届けてまいります。


【結びの余韻】
日々のささやかな気づきが、誰かの心の灯火になりますように。 この歩みを静かに見守り、背中を押してくださる皆様の存在が、何よりの励みです。

もし、今日の言葉が心に小さく響いたなら。 こちらから、一筋の応援を届けていただければ幸いです。

日々の歩みを、応援で支える

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