唯一の弟子との邂逅、そして最強の職人集団を目指したあの日──荒削りな魂が共鳴し、始まった真実の探究。
──2011年12月10日の記録を、今の店主の視点で編み直した追記録。
2011年の冬。大阪での鑑定会の最中に、店主は一人の女性と対面しました。北海道から遥々足を運んでくださったその方は、後にも先にも店主が唯一「弟子」として認定することになる人物でした。アメブロ開設時から欠かさずブログを読み込み、石の魅力に突き動かされて自らも石屋を志したという彼女の熱意は、遠く離れた地であっても店主の魂に届いていました。
当時の店主は、自らの技術や知識を継承し、「最強の職人集団」を作り上げるという壮大なビジョンを抱いていました。まがい物ではない、本物の石の良さを広めるためには、同じ志を持つ仲間が必要だと確信していたのです。正式に弟子として認定したあの日、店主は彼女の中に、かつての自分に近い「荒削りながらも高い資質」を見出していました。
■ 認定に込めた「真の守護石」への矜持
弟子を募るにあたり、店主が掲げた基準は決して生易しいものではありませんでした。単なる興味本位を撥ね除け、プロとして生計を立てる覚悟があるか、そして石屋蓮の方式を吸収し実践する意欲があるか。その高い壁を越えようとする者にのみ、店主は無償で自らの知識を授けようと考えたのです。
- 職人としての自立: 自らの手で石を紡ぎ、その責任を負う覚悟。
- 不断の努力: 知識の吸収に飽くなき情熱を燃やし、感性を磨き続ける意志。
- 真実の伝道: 石の本当の価値を、誤魔化しなく世に広めていく使命感。
■ 紡がれる志、変わらぬ探究の道
あれから歳月が流れ、その弟子はどうしても越えなければならない山を越えられずに既に廃業し、店主が思い描いた「集団」の形も今はありません。しかし、あの時に抱いた「本物を届けたい」という泥臭くも純粋な情熱は、今も店主の根底に深く、鋭く息づいています。たった一人であっても、あるいは誰かと共にであっても、石を通じて誰かの人生に深く語りかけるという仕事の本質は変わりません。
あの大阪での出会いは、店主にとっても自らの歩みを再確認する大切な時間でした。一期一会の縁を大切にしながら、店主はこれからも、研ぎ澄まされた孤高の職人として、あるいは導き手として、石を紡ぎ続けていきます。
【結びの余韻】
日々のささやかな気づきが、誰かの心の灯火になりますように。
この歩みを静かに見守り、背中を押してくださる皆様の存在が、何よりの励みです。
もし、今日の言葉が心に小さく響いたなら。
こちらから、一筋の応援を届けていただければ幸いです。
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