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静謐な慈愛を纏う、クンツァイト。旅の境界線で出会う「無償の愛」。

──2011年4月18日の記録を、今の店主の視点で編み直した追記録。

地元・北九州での鑑定会も、残すところあと一日となりました。一つの場所を終えるとき、店主の心には安堵とともに、次なる地への静かな高揚が湧き上がります。別府、大分、倉敷、そして佐世保、広島へ。この頃から店主の日常は、拠点を点々としながら全国を巡る「旅する職人」としての色を濃くしていきました。移動の連続は時に過酷ですが、その境界線を越えるたびに感性は研ぎ澄まされ、石の適合に対する直感もまた鋭さを増していくのです。

今回は、旅路の荷に加わった一際美しい石について綴りたいと思います。シルバー925の枠に守られた、AAAAグレードのクンツァイト。当時の会場の柔らかな照明の下で、それはどこか神秘的な輝きを放っていました。

■ 慈悲を教える「教師」としての石

クンツァイトという石は、ただ美しいだけではありません。それは、自らを愛することを知った者が、他者に対して見返りを求めない「無償の愛」を注げるよう、静かに背中を押してくれる存在です。時に厳しく、時に優しく、持ち主の精神的な成熟を促す「教師」のような役割を担っています。

  • 和名: リシア輝石(スポジュメン)
  • 特性: 繊細なピンクの波動を宿し、ストレスを緩和して深いリラックスをもたらします。
  • 注意: 太陽光による退色を起こしやすいため、扱う際にはその繊細さに寄り添うような配慮が欠かせません。

■ 異端児の矜持、真実の探求

当時の店主は、石の知識を真面目に説く自分を「性に合わない」と笑っていました。しかし、その「異端」を自称する気質こそが、既成概念に囚われない自由な適合を生み出す源泉であったのだと、今振り返れば確信できます。

石の種類を正確に見極め、その本質を伝える。それは職人として当然の責務ですが、店主が本当に届けたいのは、石が持ち主の人生にどう作用し、どのような調和をもたらすかという一点に尽きます。北九州での最後の一日も、そしてこれから始まる長い遠征の先々でも。店主は自らの直感を信じ、目の前の一珠、一基に魂を込めていきます。


【結びの余韻】
日々のささやかな気づきが、誰かの心の灯火になりますように。
この歩みを静かに見守り、背中を押してくださる皆様の存在が、何よりの励みです。

もし、今日の言葉が心に小さく響いたなら。
こちらから、一筋の応援を届けていただければ幸いです。

日々の歩みを、応援で支える


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