1. HOME
  2. 店主ブログ
  3. 店主の独白
  4. 静寂の海を渡り、祈りを紡ぐ。厳島神社で誓う、職人としての再起。

静寂の海を渡り、祈りを紡ぐ。厳島神社で誓う、職人としての再起。

──2011年6月5日の記録を、今の店主の視点で編み直した追記録。

朝、まだ街が眠りの中にいる頃、店主は一人ホテルを出て宮島へと向かいました。広島への移動日に父の余命宣告を受け、胸の奥に消えない重みを抱えながらも、立ち止まるわけにはいきませんでした。鑑定会という大切な「公」の時間を守り抜くため、早朝のわずかな時間を縫って、海を渡る決断をしたのです。

宮島に降り立ち、厳島神社へと近づくにつれ、身体の芯から熱が込み上げてくるのを感じていました。それは単なる気温のせいではなく、この地に満ちる気と、自分自身の内なる情熱が共鳴し、背中から熱い波動となって立ち昇るような、不思議な感覚でした。

■ 21年前の面影と、父への祈願

厳島神社を訪れるのは、実に21年ぶりのことです。小学生の時、共にこの朱い鳥居を仰ぎ見たのは、他でもない父でした。奇しくも父との思い出の地に一人で立ち、今度は父の痛みが和らぐこと、そして奇跡の回復を願って、深く、静かに、魂を込めた祈祷を捧げました。

本殿と対峙した瞬間、それまでの無風が嘘のように、光を帯びた心地よい風が吹き抜けました。それは、目に見えない存在との再会であり、職人として、そして息子としての店主を鼓舞するような、確かな手応えでもありました。

■ 「大蛇退治」の兆しに託す、不変の歩み

限られた滞在時間の最後に引いたおみくじには、「大蛇退治兆」の文字がありました。人のために苦労を厭わず、裏方として尽力すれば、末は至って良し──。その言葉は、まさに今の店主が歩むべき道を指し示しているように思えてなりませんでした。

「果報は寝て待て」。祈りを捧げたあとは、天命を信じ、店主は店主の職務を粛々と遂行するのみです。島を離れる船の上で、再び曇りゆく空を見上げながら、心には一点の曇りもない決意が宿っていました。私にできることは、目の前の石に、そしてお一人おひとりの人生に、一基に魂を込めていくこと。その一点に、すべての力を注いでいきます。


【結びの余韻】
日々のささやかな気づきが、誰かの心の灯火になりますように。
この歩みを静かに見守り、背中を押してくださる皆様の存在が、何よりの励みです。

もし、今日の言葉が心に小さく響いたなら。
こちらから、一筋の応援を届けていただければ幸いです。

日々の歩みを、応援で支える


関連記事

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

人気記事TOP3
ラジオ番組

「福の神の開運レシピ」
●22:00~ ON AIR(不定期放送)

▶ 冒頭部分は無料で聴けます♪(ライブは完全無料)

店主ブログ更新通知(無料)

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

56人の購読者に加わりましょう