指先に宿る、繊細なる青の独奏。無骨な掌から生まれる、意外性の美学。
──2010年1月15日の記録を、今の店主の視点で編み直した追記録。
会社からコートが届き、ようやく広島の冷気から身を守る術を得ました。暖かなぬくもりに包まれながら、ふと今日、会場で投げかけられた問いを反芻しています。
「店主さん、リングは作れないの?」
その答えは、もちろん「Yes」です。 石を扱う者として、形にできないものはほとんどないと自負しています。ただ、店主が仕立てるリングは、少しばかり「時間」という贅沢な素材を必要とします。
■ 編み込みが紡ぐ、調和の円環
本日改めてレンズを向けたのは、以前ご紹介したこともある、繊細な編み込みのリングです。
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アクアマリン:深いリラックスをもたらし、幸せな結婚や恋愛へと導く守護石。
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水晶:すべてを清め、潜在的な能力やパワーを高める万能の浄化石。
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ブルーレース:信頼と絆を深め、穏やかな表現力と博愛の心を育む石。
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ローズクォーツ:優しさと気品を育み、内面からの美しさと愛情を高める石。
淡い青と柔らかな桃色が溶け合うこの意匠。かつて初めて披露した際、多くの方から「本当に店主が作ったのか」と疑われた記憶が蘇ります。無骨な九州男児の掌から、これほどまでに細やかで女性的なデザインが生まれることが、意外だったのかもしれません。
輪の部分を一つひとつ丁寧に編み込んでいくこの作業は、非常に時間がかかります。そのため、最近はなかなか形にできていませんが、この繊細な仕事こそが、店主の譲れないこだわりでもあります。
■ 静寂の広島、早まる終幕
本日の広島での鑑定会は、お店側のご厚意により19時をもって切り上げさせていただきます。夜の帳が下りる少し前に、道具を収め、静かに一日の歩みを振り返る時間を持とうと思います。
限られた時間の中で、一つひとつの石にどれだけの体温を込められるか。 明日の鑑定に向けて、指先に宿る感覚を研ぎ澄ませておきたい。
全霊を尽くして。 会場でお会いできるのを心待ちにしています。
【結びの余韻】
日々のささやかな気づきが、誰かの心の灯火になりますように。 この歩みを静かに見守り、背中を押してくださる皆さまの存在が、何よりの励みです。
もし、今日の言葉が心に小さく響いたなら。 こちらから、一筋の応援を届けていただければ幸いです。
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