巡りゆく「絆」の修復と、異端児が刻んだ一歩。豊田の空に響く感謝。
──2011年10月29日の記録を、今の店主の視点で編み直した追記録。
2011年、秋も深まる愛知・豊田。年内最後となるこの地での鑑定会は、どこか不思議なリズムで幕を開けました。
その日、店主のもとへ次々と届けられたのは、かつて紡いだ石たちの「修理」でした。 不思議なことに、お買い上げいただいた時期も場所もバラバラなはずの方々が、示し合わせたかのように同じ日に、大切な一連を手に会場を訪れてくださる。石たちが自らの役目を終え、あるいは新たな力を宿すために、主(あるじ)を導いて帰還してくる——。そんな、目に見えない絆の結び直しが連続する、静かな活気に満ちた一日でした。
そんな多忙な合間のひとときに届いた、もう一つの報せ。 当時公開していた電子書籍『石屋の異端児が物申す!』が、カテゴリーで一位を頂いたという報せでした。
「一位なら、なんだか良さそうだ」
当時の店主は、そんな風に楽観的に笑い飛ばしていましたが、その胸の奥には、自身の歩みを言葉として刻み、それを受け止めてくれる読者の皆様への、深い感謝が静かに流れていました。寄せられたレビューや応援の一言が、慣れない執筆活動に挑む店主にとって、どれほどの「光」となっていたことか。
自分が如何にして店主として誕生したのか。 その根源を紐解きながら、一石一石を慈しむ。 当時の豊田での日々は、単なる鑑定会を超えて、店主自身の「原点」を再確認するための大切な時間でもありました。
お修理で新しくなった石たちが、また持ち主の毎日を照らし始めるように。 あの日綴った言葉や紡いだ石が、今もどこかで誰かの勇気となっていることを願っています。
【結びの余韻】
日々のささやかな気づきが、誰かの心の灯火になりますように。 この歩みを静かに見守り、背中を押してくださる皆さまの存在が、何よりの励みです。
もし、今日の言葉が心に小さく響いたなら。 こちらから、一筋の応援を届けていただければ幸いです。
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