揺らぐ心の波紋と、守るべき約束。師走の風に吹かれて。
──2009年12月2日の記録を、今の店主の視点で編み直した追記録。
朝一番、親しい友人と受話器越しに笑い合い、心が高鳴るような滑り出しを見せた一日でした。店主です。
ですが、人生とは分からないものです。 受話器を置いてわずか十分後、別の電話が店主の心を大きく揺さぶりました。
一月半ばから予定していた、大分の百貨店での鑑定会。 その担当者の方から、急きょキャンセルの申し入れがあったのです。 店全体の方針で、バレンタインの催事が前倒しになったとのことでした。
予期せぬ荒波の中で
百貨店という場所で長く仕事をしてきましたから、現場の担当者レベルではどうにもならない事情があることは、痛いほど理解できます。 ですが、この三ヶ月間、他からいただいた数々の光の差すようなお誘いをすべてお断りして、この日のために準備を重ねてきました。 そう簡単に「分かりました」と割り切れるものではありません。
代わりの場所を検討してくださるそうですが、提示されたのは当初の十分の一ほどの広さしかない場所。 中途半端に形だけを整えるような真似は、店主の真っ直ぐな心が許さないのです。
正直なところ、今は暗い波間に立ち尽くしているような心地です。 けれど、立ち止まるわけにはいきません。 なぜなら、すでに皆様からのご来店予約をいただいているのですから。
楽しみにしてくださっている方がいる限り、店主は歩みを止めるわけにはいきません。 ここで少し独り言を吐き出させていただいて、心の澱を流しました。
また明日から、前を向いて歩き出します。
【結びの余韻】
日々のささやかな気づきが、誰かの心の灯火になりますように。 この歩みを静かに見守り、背中を押してくださる皆様の存在が、何よりの励みです。
もし、今日の言葉が心に小さく響いたなら。 こちらから、一筋の応援を届けていただければ幸いです。
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