誘惑と矜持の狭間で。倉敷・年内最後の鑑定会が幕を開ける。
──2011年9月21日の記録を、今の店主の視点で編み直した追記録。
2011年、秋。倉敷での年内最後となる鑑定会が、賑やかな喧騒の中で幕を開けました。会場のすぐ目の前では、全国の美味が一堂に会する催事が開催されており、一日中、抗いがたい香りが漂ってくる。そんな「食のトラップ」に囲まれた環境は、空腹を抱えた職人にとって、ある種、鑑定よりも過酷な試練だったかもしれません。
冗談めかして「負けない」と綴った当時の記憶。それは単なる食欲との戦いではなく、押し寄せる誘惑を断ち切り、目の前のクライアント様と石だけに全神経を注ごうとする、店主なりの「覚悟」の表れでもありました。賑わいの裏側で、静かに、けれど熱く石を紡ぎ続ける。そんな泥臭い日々の中にこそ、今の店主に繋がる職人としての軸が鍛えられていたのだと感じます。
■ 岡山、倉敷。一期一会の場を紡ぐ
岡山県内で唯一、店主が直接石を紡ぐ機会となった倉敷天満屋での一週間。年内最後ということもあり、一歩も引けない熱量を胸に会場に立っていました。百貨店という華やかな場でありながら、そこは店主にとって、クライアント様の人生と真剣勝負で向き合う「聖域」でもあります。
どれほど周囲が賑やかであろうとも、ひとたび鑑定が始まれば、そこには店主とクライアント様、そして石だけの静謐な時間が流れます。その一瞬の「静」を守るために、当時の若き店主は空腹を抱え、香りに耐え、ただひたすらに自身の役割を全うしていました。
■ 届けたいのは、人生を動かす一振りの石
「タイトルが思いつかない」ほどに、目の前の現実に翻弄されながらも、伝えたいことはただ一つ。倉敷の地で、運命を共に歩む一石に出会ってほしいという願いだけでした。あの時、あの喧騒の中で紡がれた石たちが、今も誰かの人生に寄り添い、確かな守護となっていることを確信しています。
職人の旅は、これからも続きます。その時々の情景を、そして込み上げる感情を、これからも不器用なまでに真っ直ぐに綴っていこうと思います。
【結びの余韻】
日々のささやかな気づきが、誰かの心の灯火になりますように。
この歩みを静かに見守り、背中を押してくださる皆さまの存在が、何よりの励みです。
もし、今日の言葉が心に小さく響いたなら。
こちらから、一筋の応援を届けていただければ幸いです。
コメント ( 2 )
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行きます、行きますぅ♪
お誘いあわせて、参ります! 役員会の嵐の中、その日だけは何もはいらなかったんですよ~(*^^*) これは、呼ばれてるとしか思えません!
…うまいもん市、ハシゴしちゃおっかなぁ♪
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おはようございます♪
ご来店
お待ちしてます(^O^)/
うまいもん市は
一昨日でおわっちゃいました。。。f^_^;
(笑)