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孤独な暗闇を抜けて。生身の魂と魂が激突した、あの日々の記録

石屋蓮の歩みを象徴するロゴマーク。過去の「鑑定会スケジュール」と「ブログを今の店主の視点で編み直した」ことを証明するもの。現在はアーカイブとして公開されています。

──2010年5月7日の記録を、今の店主の視点で編み直した追記録。

鑑定会場という場所は、時に信じられないような熱量と、凍りつくような緊張感が同時に渦巻く磁場となります。

店主がまだ「職人」として独り立ちし、泥臭く石と対峙していた頃の話です。当時、あるクライアント様(今振り返れば、おそらく統合失調症という苦しみの中にいた方)との間に起きた、魂の削り合いとも呼べる出来事をここに書き残します。

当時、店主は「自分自身という壁」と「他者から向けられる濁った念」の狭間で、呼吸さえままならない闘いを続けていました。

携帯が壊れ、愛用していたブレスレットが立て続けに切れる。

理屈では説明のつかない負の連鎖が続き、周囲からは心配の声を頂きましたが、それでも店主は「ここで負けたら終わりだ」という、剥き出しの闘争心でその暗闇を睨みつけていたのです。

■ 逃げ道を断ち、自らの熱で照らし出す

相手を呪い殺すかのような形相で会場に現れ、柱の影から店主を凝視するその姿。それは単なる霊的な現象ではなく、その人が抱えるあまりに深く、救いようのない「生身の苦悩」が、具現化して店主の元へ溢れ出していたのだと、今は分かります。

当時の店主は、力こそあっても、それを包み込む器や知識が未熟でした。

ただ、必死に自らの灯火を守り抜くことで精一杯だったのです。

なぜ、あの時店主は闘ったのか?

結果として、店主の身の回りで起きた災厄は、店主が持っていた「負けず嫌い」という火種を、より激しく燃え上がらせました。

勝算などなかった。

それでも、逃げてしまえば店主自身が積み上げてきた石との対話が、ただの砂上の楼閣になってしまうような危機感があったからです。

あの暗いトンネルは、店主にとって「何者として生きるか」を、血を流しながら自問自答する時間でした。

■ 魂の格闘は、今の店主を形作る糧となる

霊的な弱音は吐かない。

そう決めていた店主が、あえてブログに記録を残したのは、それが店主という人間が「生きていた証」だからです。

あれから時を経て、店主は数千名を超える方々の石を紡いできました。

あの時、何にも通じない「最強の相手」と対峙した経験は、今の店主がどのようなクライアント様に対しても、静かなる覚悟を持って向き合える理由になっています。

日々を過ごし、仕事を行い、泥水をすするような思いをしてでも前に進む。

その孤独な闘いの記録は、決して過去の遺物ではありません。

今、もし何かに行き詰まり、先が見えないトンネルの中で立ち止まっている人がいるなら、この記録を読んでほしい。

人間は、自分で自分を生かすと決めた瞬間から、どんな暗闇の中にも微かな光を見つけることができるはずですから。

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【結びの余韻】
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