真夏の光と、身体の静かなる抗い。別府鑑定会の最中に見上げた、眩い太陽の力。
──2010年7月18日の記録を、今の店主の視点で編み直した追記録。
別府での鑑定会も中盤、九州は梅雨明けを迎えた途端に、目に沁みるような鮮やかな晴天に包まれました。空には力強い光が降り注ぎ、まさに真夏の到来を告げるような眩しさが広がっています。
そんな天候とは裏腹に、店主の身体は予期せぬ停滞の中にありました。数日前から続く腰の不調が、多忙を極める鑑定の連続によって、思うように快方へ向かってくれません。座り続けることすらままならない痛みと対峙しながら、会場に立ち続ける日々があの頃にはありました。
■ 代わりのいない、一期一会の場
どれほど身体が悲鳴を上げようとも、店主が席を外すわけにはいきません。そこには、石との出会いを求めて足を運んでくださるクライアント様が待っているからです。痛みで食事を摂ることさえ億劫になり、ホテルの冷蔵庫にある瑞々しい夏野菜をかじるだけで精一杯だった夜もありました。
それでも、会場に一歩足を踏み入れれば、そこは聖域です。代わりのいない職人としての責任感と、石を求める方々の熱意が、店主を突き動かす唯一の原動力となっていました。
■ 降り注ぐ光に、心身を重ねて
大分の空から降り注ぐあの力強い太陽の光のように、自分自身もまた、健やかで揺るぎない輝きを取り戻したい。不自由な身体を通して見上げる光は、いつも以上に尊く、そして力強く感じられたことを覚えています。
「騙し騙しでも、最後までやり抜く」。そんな泥臭くも真っ直ぐな想いが、当時の店主を支えていました。身体の不調は、時に自分自身の「静」と向き合う大切な時間でもあります。痛みを通して知った人の温かさや、健康であることの有り難みを、今の店主はより深く噛み締めています。
本格的な夏の暑さが始まります。皆様もどうぞ、ご自身の身体の声に耳を傾け、健やかにお過ごしください。店主もこの光を糧に、一歩ずつ大切に歩みを進めてまいります。
【結びの余韻】
日々のささやかな気づきが、誰かの心の灯火になりますように。
この歩みを静かに見守り、背中を押してくださる皆様の存在が、何よりの励みです。
もし、今日の言葉が心に小さく響いたなら。
こちらから、一筋の応援を届けていただければ幸いです。
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