無心に紡ぐ、色彩の奔流。ワイヤーに閉じ込めた「石たちの生命力」と、父のような親心。
──2010年3月22日の記録を、今の店主の視点で編み直した追記録。
三連休の最終日。鑑定会の朝、ふと思いつくままに手が動き出しました。 昨日までの緻密なフラワーモチーフとは打って変わり、この日は「内なる衝動」に従って、ただ無心に石を選び、ワイヤーを巻き進める。そんな、しんとした集中力の中で生まれた作品の記録です。
まさに「芸術は爆発だ」と叫びたくなるような、溢れ出すエネルギーを形にしたペンダントトップ。完成したのは、午前中の柔らかな光が差し込む頃でした。
■ 理屈を超えた、贅沢な石たちの共鳴
普段はあまり手に取らないワイヤーワーク。苦手なわけでも嫌いなわけでもなく、ただ「その時、その瞬間に作りたいものを作る」のが店主の流儀です。 今回は、自分の「真っ直ぐな心」が命じるままに、最高級の石たちを惜しみなく重ね合わせました。
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ルチルクォーツ: 集中力と直感力を研ぎ澄まし、負のエネルギーから持ち主を守り抜く。
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アクアマリン: 荒れた海を凪にするように心を安らげ、幸せな縁を運ぶ。
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シトリン: 生命力を高め、豊かさと商売繁盛の循環を生む。
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クンツァイト: 深い慈愛を育み、過去の傷を癒して感情を安定させる。
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アメジスト: 真実を見抜く直感と安らぎを与え、人間関係を円滑に整える。
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水晶: すべてを清め、個々の石が持つ潜在的なパワーを増幅させる。
思うがままに選んだ石たちは、結果としてかなりの重厚感と、それに見合う価値を持つものとなりました。手に取ればずっしりと、石たちの鼓動が伝わってくるようです。
■ 嫁に出したくない、切ないほどの愛着
「この子は嫁に出したくないなぁ」 完成した作品を眺めながら、店主はそんな父親のような独り言を漏らしていました。 テキトーに選んだ、なんて嘯きながらも、その実、一珠ひと珠との対話を経て生まれたこのトップは、店主にとって超お気に入りの一品となりました。
けれど、石屋としての本当の仕事は、この子が最も必要とされる「誰か」の元へと旅立つのを見守ること。 いつか訪れるであろうご縁の日まで。店主の元で静かに光を蓄え、持ち主の人生に寄り添う準備を整えている。そんな、温かな体温を感じる制作のひとときでした。
【結びの余韻】
日々のささやかな気づきが、誰かの心の灯火になりますように。 この歩みを静かに見守り、背中を押してくださる皆様の存在が、何よりの励みです。
もし、今日の言葉が心に小さく響いたなら。 こちらから、一筋の応援を届けていただければ幸いです。
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