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「誕生石」という名の安易な基準。我々が石を「自己投資」へと昇華させるために必要な、真の適合性。

──2011年5月24日の記録を、今の店主の視点で編み直した追記録。

倉敷での鑑定会も6日目を迎えました。日ごとにこの地との馴染みが深まり、店主の石文化が静かに根を張り始めている手応えを感じています。連日の疲れを癒してくれるのは、瀬戸内の穏やかな空気と、滞在先の温泉。そして、時折首を傾げたくなるようなホテルの夕食メニューといった、ささやかな日常の彩りです。

さて、本日は「正しい石選び」について、改めて本質的な話をさせていただきます。巷の石屋を覗けば、必ずと言っていいほど「誕生石」や「星座石」が推奨されています。しかし、店主はあえて問いたいのです。その選び方に、本当の意味での根拠はあるのか、と。

■ 「誰でも売れる」ための記号化に潜む罠

正直に申し上げれば、誕生石や星座石を勧めるのは、売る側にとって非常に都合が良い手法です。生年月日という表層的なデータさえあれば、知識の乏しい販売員であっても、あるいは小学生であっても、機械的に石を提示できてしまうからです。

しかし、誕生石は国によって定義が異なり、星座石も文献によって解釈が分かれます。そこには採掘の事情や商業的な意図が多分に含まれており、個人のエネルギーに寄り添うための必然性は、実は希薄であることが少なくありません。参考にする程度なら構いませんが、それを「正解」として鵜呑みにするのは、あまりに危うい選択と言わざるを得ません。

■ 占いを超えた「適合」という名の自己投資

我々が忘れてはならないのは、石選びに占い的な要素を安易に持ち込むべきではない、ということです。人間同士に相性があるように、石にも明確な適合が存在します。たとえ同じ生年月日に生まれた二人であっても、歩んできた環境が違えば人格は異なり、必要とするエネルギーも当然変わります。それなのに、同じ誕生石が等しく機能するなどということが、果たしてあり得るでしょうか。

合わない石を持つことは、大切な対価を「浪費」に変えてしまう行為です。店主が、クライアント様がどれほど望まれても、合わない石を「売らない」と突っぱねることがあるのは、それが我々の人生における「自己投資」であってほしいと願うからです。

合う石を手にし、人生に追い風を吹かせていただくこと。そして、届いた幸福の報せを聞くことで、店主もまた職人としての命を全うできるのです。皆様が手にしているその一珠は、本当に今の貴方に寄り添っていますか? 安易な基準を一度手放し、ご自身の感覚と向き合うきっかけになれば幸いです。


【結びの余韻】
日々のささやかな気づきが、誰かの心の灯火になりますように。
この歩みを静かに見守り、背中を押してくださる皆様の存在が、何よりの励みです。

もし、今日の言葉が心に小さく響いたなら。
こちらから、一筋の応援を届けていただければ幸いです。

日々の歩みを、応援で支える


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