「日常」という名の戦場へ。作務衣に袖を通し、三連休の山場に挑む。
──2010年3月20日の記録を、今の店主の視点で編み直した追記録。
前日の「スーツ姿」という稀有な一日を経て、ようやく手元に届いた作務衣と雪駄。 ホテルを離れる直前まで荷物が届かず、少しばかり肝を冷やしましたが、無事に「いつもの店主」として大分の会場に立つことができました。
二月から続いてきた長い、長い鑑定会の旅路。その大きな山場となる三連休を前に、昨夜は泥のように眠りについたようです。電話の途中で力尽き、朝まで記憶を飛ばすほどの爆睡。それは、身体が本能的に求めた「静かな休息」だったのかもしれません。おかげで、しんとした心地よい緊張感と共に、最高のコンディションで皆様を迎えられるはず……と、当時の店主は自分に言い聞かせていました。
■ 緊張の裏側に隠れた、真っ直ぐな心
普段、滅多なことでは緊張を表に出さない店主。 鑑定会で初めてお会いする皆様との対話も、大勢の人の前で言葉を紡ぐことも、自分の中では自然体でいられると信じていました。けれど、それは「緊張していない」と思い込んでいるだけなのかもしれません。
唯一、今でも鮮明に覚えているのは、以前この大分で経験したテレビの生放送。 急遽決まった出演、目の前のレポーター、そしてスタジオとの三分間のやり取り。あの時ばかりは、何を口走ったのか記憶から抜け落ちるほど、心が激しく波打っていたことを覚えています。
■ 震える手も、泳ぐ視線も、すべては懸命さの証
緊張して喉が渇いたり、手が震えたり、目が泳いでしまったり。 一見すると不格好に思えるそんな姿も、実は目の前の出来事に、あるいは目の前の「誰か」に対して、真っ直ぐに向き合おうとしている証拠ではないでしょうか。
店主もまた、どれだけ場数を踏んでも、石を繋ぐその瞬間だけは、微かな指先の震えさえも愛おしく感じるような、そんな純粋な心を持ち続けていたいと思うのです。
さあ、連休の山場。 いつもの装いで、いつもの笑顔で。大分の地で皆様との新しい出会いを楽しみに、精一杯努めさせていただきます。
【結びの余韻】
日々のささやかな気づきが、誰かの心の灯火になりますように。 この歩みを静かに見守り、背中を押してくださる皆様の存在が、何よりの励みです。
もし、今日の言葉が心に小さく響いたなら。 こちらから、一筋の応援を届けていただければ幸いです。
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