裸の王様と、地を這う信念。地方百貨店の理不尽を越え、石屋蓮が貫く「本当の価値」。
──2019年3月12日の記録を、今の店主の視点で編み直した追記録。
以前は「鍵付き(パスワード入力必須)公開」でしたが、リライトを機に鍵を外して公開します。
今読み返しても、当時の理不尽な憤りが昨日のことのように蘇ります。かつて大分鑑定会の拠点としていた百貨店から、急遽下された「1階での鑑定・作業は今後一切禁止」という通達。その裏に見え隠れしていたのは、『ウチは百貨店だから、そんなキワモノは困る』という、あまりに一方的で、あまりに現場を知らない傲慢なニュアンスでした。
彼らが「きらびやかで高級なもの」を求めて切り捨てたもの。それは、石屋蓮が長年かけて培ってきた、20代から40代という「次代を担うクライアント様」との深い絆です。百貨店側が一番弱いとされるその層が、鑑定会のために足を運び、10年の時を経て学生から起業家へと成長し、立場が変わっても店主を頼ってくださる。その積み重ねの価値を、目先のブランド力だけで測ろうとする姿勢は、まさに「裸の王様」そのものでした。
■ 現場の熱量と、トップダウンの寒風
現場の担当者との信頼関係があっただけに、社長から下されたというそのトップダウンの決断は、あまりに虚しいものでした。地方百貨店が5年、10年先の未来を見据えず、今だけを見て形を整えようとする。そのメインターゲットが10年後、どれだけそこに残っているのか。そんな綺麗事ばかりでは先が見えているのは、火を見るより明らかです。
しかし、店主はただ憤るだけではありませんでした。恐るべき直感か、あるいは天の導きか。この騒動の直前に立ち上げていた新プロジェクト『Stone Design Factory』が、期せずして新たな活路となったのです。鑑定が許されないのであれば、物販という形でその場に居続ける。理不尽に屈するのではなく、形を変えてでもクライアント様との接点を守り抜く。それが店主の選んだ「誠実さ」の形でした。
■ 挑戦を止めない。それが石屋蓮の矜持
この一件を機に、大分県内での鑑定会は大幅な削減を余儀なくされました。皆様には多大なご不便をおかけしましたが、この逆境こそが、より深い「一貫性のある鑑定」を追求する原動力となったのも事実です。場所がどこであれ、店主がクライアント様と向き合う熱量に変わりはありません。
逃げず、媚びず、己の信じる道を歩む。あの時の理不尽な通達があったからこそ、今の石屋蓮があります。綺麗事の虚像ではなく、泥をかぶってでも真実を伝え続ける。これからも店主は、皆様が自らの人生の主役として輝けるよう、誠実に石を繋ぎ、道を指し示していきます。
【結びの余韻】
日々のささやかな気づきが、誰かの心の灯火になりますように。
この歩みを静かに見守り、背中を押してくださる皆様の存在が、何よりの励みです。
もし、今日の言葉が心に小さく響いたなら。
こちらから、一筋の応援を届けていただければ幸いです。
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